先週、胃カメラ検査のためにクリニックに行きました。

待合室でのことです。
受付の方 
「山田さ~ん 保険証をお持ちですか?」

山田さん
「えっ?マインバーカードでマイナ保険証ですから、持ってきていません」

受付の方 「そうですか・・・」


この会話を聞いていて、「マイナ保険証なのに保険証が必要なの?」と思いましたが、ピンと来ました。

分かりましたか?
山田さんは、ダンディなおじ様でした。
そう後期高齢者保険証の被保険者でした。

後期高齢者の保険証には、1割負担から3割負担までの負担割合の記載があります。
医療機関は、自己負担額を間違えて請求するわけにはいきませんよね。

いま、世の中を賑わせている「マイナ保険証」。
「マイナ保険証」だけでは、自己負担割合が間違っている可能性があるために、受付の方が保険証の提出を求めたのでした。

先ほどの会話の続きです。

受付の方
「保険証がないと、自己負担割合の確認が取れないので、今日の胃カメラ検査は、自己負担10割となってしまいます。」

山田さん
「マイナンバーカードだけで良いと思っていたから、今日は持ってきていないよ。
自費の10割っていくらになるの?」

受付の方
「検査だけなら、○○円、検査中に細胞を取ると○○円になると思います。

今日、10割でお支払いしても、月内に保険証を持って再来院をすれば、差額は返金します。」

みなさん、山田さんはどうしたと思いますか。

予約を取り直して、お帰りになりました。

厳しいなぁ。。。
次回に保険証を持参すれば良いと思うのですが、
毎月受診する人でもない限り、医療機関側のと医療費が回収できないリスクがあるので仕方ない事でもあります。

せっかく来院しても、このようなケースも日常的にあるそうです。

政府は、マイナ保険証を推し進めています。
しかし、負担割合が正しく登録されていなかったり、そもそも、マイナ保険証として登録が完了していなかったり、と不具合がまだまだ多くあります。


具合が悪くて、医療機関に行くのに、お金の心配までしたくないものです。

今日のポイント
マイナ保険証があっても、医療機関に行くときは、必ず、いつもの保険証を忘れずに。